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「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧モードで開く」の違いNo.40256
red9 さん 23/01/15 14:24 [ コメントを投稿する ]
  「開く」のダイアログボックス時に表示される下記チェックボックスについて
・読み取り専用ファイルとして開く
・閲覧モードで開く

Q1.何が異なるのですか?
・開くのヘルプを見てみましたが、良く分かりませんでした……

Q2.このダイアログは、何の機能ですか?
・秀丸の機能?
・Windowsの機能?
・秀丸からWindowsの機能を呼び出している?
※質問背景としては、そもそも「読み取り専用ファイル」「閲覧モード」という用語が秀丸独自のものなのか、Windowsに備わっている標準機能の用語なのか(どこを検索すればよいか)分からなかったので質問しました。
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RE:40256 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40257
でるもんたいいじま さん 23/01/15 15:46 [ コメントを投稿する ]
  こんにちは。秀丸ユーザーの「でるもんた・いいじま」と申します。

まずここからですが…

> ※質問背景としては、そもそも「読み取り専用ファイル」
> 「閲覧モード」という用語が秀丸独自のものなのか、
> Windowsに備わっている標準機能の用語なのか(どこを
> 検索すればよいか)分からなかったので質問しました。

これは秀丸独自の用語です。

というわけで、

> 「開く」のダイアログボックス時に表示される下記チェックボックスについて
> ・読み取り専用ファイルとして開く
> ・閲覧モードで開く

> Q1.何が異なるのですか?

「読み取り専用」で開いた場合、ウィンドウの中にはいつも通りにカーソルが表示されます。
カーソルキーなどでそのカーソルを動かすこともできますし、キーボードで範囲選択をしたりすることもできます。
ただし、文字を入力しようとするとエラーメッセージが出ます。

一方、「閲覧モード」ではそもそも、ウィンドウ内にカーソルが出現しません。
当然、キーボードで範囲選択することもできません。
上下のカーソルキーを押すと、テキスト全体が上下にスクロールします。
(横スクロールバーがある時は左右キーも同様です。)

一方、どちらのモードでも「マウス操作による範囲選択」や「マクロの呼び出し」は可能です。

ぜひ、同じファイル(できれば2ページ分以上の長文のもの)を両者の方法で開いてみて、違いを確かめてみてください。

> Q2.このダイアログは、何の機能ですか?
> ・秀丸の機能?
> ・Windowsの機能?
> ・秀丸からWindowsの機能を呼び出している?

この中であえて選ぶのなら、3番目になります。

ダイアログ自体はWindowsがもともと用意しているものですが、そういうダイアログには、ある程度の範囲で各アプリが自由にパーツを追加することができます。

秀丸に限らずWordでもExcelでもそれ以外のアプリでも、この機能を使って各アプリに必要な情報をユーザーから入力させるようにしています。
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RE:40257 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40259
秀丸担当 さん 23/01/16 11:21 [ コメントを投稿する ]
  でるもんたいいじまさんの書かれている通りです。

読み取り専用ファイルとして開く、は、用語としてはWindowsの共通ダイアログとして提供されている言葉をそのまま使ったものですが、それをどう扱うかは、アプリによります。
このチェックボックスがあるアプリは、ファイルの属性を変えることなくファイルを開いて、アプリ上の振る舞いだけ書き換えできないように見せるものがほとんどだと思います。(違うものもあるかもしれないですが)
秀丸エディタでは、Windows共有の読み取り専用ファイルという用語を、秀丸エディタの独自用語の上書き禁止という用語にして扱っています。

閲覧モードで開く、は、秀丸エディタ専用の用語で、動作も秀丸エディタ専用のものです。
カーソルが表示されず、見るだけのモードです。Escキーで閉じるようになります。

[その他]→[メニュー編集...]のその他メニュー配下や、[その他]→[キー割り当て...]で、[上書き禁止]コマンドを割り当てできます。
[上書き禁止]コマンドを実行すると、上書き禁止モードのON/OFFが切り替わります。
[その他]→[メニュー編集...]のその他メニュー配下や、[その他]→[キー割り当て...]で、[閲覧モード]コマンドを割り当てできます。
[閲覧モード]コマンドを実行すると、閲覧モードのON/OFFが切り替わります。

[その他]→[動作環境]→[ファイル]で、開くダイアログの種類を切り替えできます。
WindowsVistaタイプ、Windows2000タイプ、Windows95タイプ、Windows3.1タイプは、Windowsの機能を使ったものです。
これに独自のチェックボックスを追加したりしています。
秀丸ファイラーClassic、旧タイプは、全て独自のものです。

ちなみにファイルの属性のほうの、読み取り専用属性になっているものを開いたときは、チェックボックスに関わらず、自動的に上書き禁止モードになります。
この場合も[上書き禁止]コマンドでON/OFFを切り替えできますが、アプリ上の振る舞いだけの話です。
上書き禁止モードをOFFにして、読み取り専用属性のファイルに対して上書き保存しようとすると失敗することになります。
[その他]→[動作環境]で左下の上級者向け設定をONにして、[その他]→[動作環境]→[ウィンドウ]→[タイトルバー]→[読み取り専用属性を表示]をONにしておくと、タイトルバーに属性の情報も出ます。

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RE:40259 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40261
秀丸担当 さん 23/01/16 13:08 [ コメントを投稿する ]
  「読み取り専用ファイルとして開く」というチェックボックスは、「上書き禁止モードで開く」に名称を変更したほうがいいかもしれないです。
これまではWindows2000タイプとWidows95タイプで、Windowsアプリ共通の用語として合わせてきたということもありました。
WindowsVistaタイプではチェックボックスは無いようになり(つけることも可能ですが)、しいて合わせることも無くなってきたと思います。
また、タイトルバーに読み取り専用属性を表示できるようにしたのも新しめのバージョン(V8.89)からで、読み取り専用属性と上書き禁止モードを区別できるようになりました。
そのように変更しようと思います。
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RE:40257 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40262
red9 さん 23/01/17 02:04 [ コメントを投稿する ]
  回答ありがとうございした。
説明がとても分かりやすかったです。
大変参考になりました。
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RE:40259 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40263
red9 さん 23/01/17 02:12 [ コメントを投稿する ]
  回答ありがとうございました。

>ファイルの属性のほうの、読み取り専用属性になっているものを開いたときは、チェックボックスに関わらず、自動的に上書き禁止モードになります。
>この場合も[上書き禁止]コマンドでON/OFFを切り替えできますが、アプリ上の振る舞いだけの話
・なるほど

>[その他]→[メニュー編集...]のその他メニュー配下や、[その他]→[キー割り当て...]で、[上書き禁止]コマンドを割り当てできます。
>[上書き禁止]コマンドを実行すると、上書き禁止モードのON/OFFが切り替わります。
>[その他]→[メニュー編集...]のその他メニュー配下や、[その他]→[キー割り当て...]で、[閲覧モード]コマンドを割り当てできます。
>[閲覧モード]コマンドを実行すると、閲覧モードのON/OFFが切り替わります。
・[上書き禁止]コマンドや[閲覧モード]コマンドを「キー割り当て」できるのですね。初めて知りました

>[その他]→[動作環境]で左下の上級者向け設定をONにして、[その他]→[動作環境]→[ウィンドウ]→[タイトルバー]→[読み取り専用属性を表示]をONにしておくと、タイトルバーに属性の情報も出ます。
・初めて知りました。参考になりました
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RE:40261 「読み取り専用ファイルとして開く」「閲覧No.40264
red9 さん 23/01/17 02:19 [ コメントを投稿する ]
  >タイトルバーに読み取り専用属性を表示できるようにしたのも新しめのバージョン(V8.89)からで、読み取り専用属性と上書き禁止モードを区別できるようになりました
・初めて知りました。今確認してみたら、私が使用している秀丸のバージョンは「8.88 Beta13」でした。
・最新のバージョンを使用していると思い込んでいたのに、いつのまにか古くなっていたようです。
・秀丸ソフトウェアは、何十年経過してもアップデートし続けてくれるのでとても頼りになるな、と(常日頃から)思っています……
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