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「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」で印刷すると、画面No.41786
dnobori2 さん 25/03/16 11:57 [ コメントを投稿する ]
  いつも、「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」を利用させていただいてお
ります。大変すぐれたテキストエディタおよび印刷プログラムを開発・提供いた
だき、誠にありがとうございます。

最近、「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」で、URL を含む文書を印刷す
る際の不具合と思われる現象を発見いたしました。比較的簡単に再現するようで
すので、報告させていただきます。

つきましては、可能でしたら本件バグの修正をお願いできればありがたく存じま
す。


1. 問題の概要

(1) 「秀丸エディタ」で、1 行の文字数を超える長さの URL を貼り付けます。
たとえば、
https://example.org/012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789
のような長い URL です。

(2) この URL を「秀丸エディタ」内の URL リンク表示機能でダブルクリックす
ると、正常に開きます。つまり、1 行の文字数を超える長さの URL 全部部分が、
URL として認識されます。

(3) ところが、この URL を含む文書を、「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシ
ャー」を用いて印刷すると、印刷過程で、URL 部分が 1 行の文字数を超える部分
でデータ構造的に分離されて印刷されてしまうようです。
たとえば、先の URL のサンプルですと、
https://example.org/012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789
という URL 文字列と、残りの
「012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789」
という文字列との 2 つに分離されて印刷されてしまいます。

(4) (3) は、印刷先を PDF プリンタ (Adobe PDF、Windows 標準附属の PDF プリ
ンタ等) にして、PDF ファイルに出力する際に、問題になります。

  (a) ほとんどすべてのエディタやワープロソフト等は、長い URL (画面の幅を
超える) を貼り付けて自動改行される場合でも、その部分を含んだ URL 全体は、
「印刷」機能によって生成される印刷データを元にした PDF ファイルにおいては、
1 つの URL 文字列として認識され、任意のさまざまな PDF ビューアで、URL 全
体が正しく認識されます。クリックすると、URL 全体が正しく呼び出すようにな
ります。

  (b) ところが、「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」を用いた場合のみ、
上記 (3) のとおり、URL の折返し部分までが分断された URL として扱われ、印
刷先を PDF プリンタ (Adobe PDF、Windows 標準附属の PDF プリンタ等) にして、
PDF ファイルに出力した場合、生成された PDF を、任意のさまざまな PDF ビュー
ア表示すると、URL の一部分のみが URL と認識されます。クリックすると、先の 
URL のサンプルですと、
https://example.org/012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789
という URL 文字列部分のみが認識され、それ以降の
「012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789」という部
分は無視されてしまいます。


2. 期待される動作

「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」を用いて印刷する際に、1 行の文字
数を超える長さの URL 全部部分についても、全体として 1 つの文字列として印
刷処理がなされること。

すなわち、ほとんどすべてのエディタやワープロソフト等と同様に、長い URL 
(画面の幅を超える) を貼り付けて自動改行される場合でも、その部分を含んだ 
URL 全体は、「印刷」機能によって生成される印刷データを元にした PDF ファイ
ルにおいては、1 つの URL 文字列として認識されるようにし、任意のさまざまな 
PDF ビューアで、URL 全体が正しく認識されるようになること。その結果、クリ
ックすると、URL 全体が正しく呼び出すようになること。


3. 再現条件
「秀丸エディタ」の Ver 9.37 と 9.44 (最新版) の両方で再現しました。
動作環境は、標準的な Windows 10、64 bit です。


4. 本問題は、どのような場合に困るのか
「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」は、長い文書を、そのまま印刷する
のに適しています。

長いドキュメントを書いたときに、その中に、関連資料を含む URL を色々貼り付
けることがあります。それを印刷した PDF ファイルを電子的に配布すれば、読者
は、URL 部分をクリックすれば、その URL に飛ぶことができて、便利です。

ところが、前記 1 の問題により、URL が右端を越えて自動折返しされる程度の長
さの場合は、URL をクリックしても、一部分しか URL として認識されず、「404 
File Not Found」となってしまいます。

そこで、毎回、
「(↑ 上記の URL が改行されている場合は、改行をつなぎ合わせてアクセスする
必要がある場合があります。)」
と記載する必要がありますが、これは、読者にとって、おおいに不便であります。

他のほとんどすべてのエディタやワープロソフト等を用いた場合は、この問題が
発生しません。「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」を用いた場合のみ発
生するようです。


是非ともこの問題の大解決をお願いしたく存じます。

よろしくお願い申し上げます。
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RE:41786 「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」で印刷するNo.41793
秀丸担当 さん 25/03/17 10:23 [ コメントを投稿する ]
  バグ情報ありがとうございます。
印刷のpdf化によるURLの機能は、自動的にそう認識しているだけだと思うので、描画が分かれればそうなってしまうことがあるのだと思います。
描画が分かれているものを、秀丸エディタとしてできるようにするのは無理なことになってしまいます。
せめてpdf化の機能には自動でURL認識するかどうかのオプションがあったらいいというか、あるべきだと思うのですが、Windows標準のpdf化には無いようです。
参考までの情報として、秀丸エディタの機能としては、[その他]→[動作環境]→[ウィンドウ]→[文字の描画]で、[3Dグラフィックスアクセラレータによる文字の描画]をONにして、さらに[秀丸パブリッシャーでも使用]をONにすると、テキストとしてではなく画像として印刷する方法があります。

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RE:41793 「秀丸エディタ」と「秀丸パブリッシャー」で印刷するNo.41802
dnobori2 さん 25/03/17 23:59 [ コメントを投稿する ]
  誠にありがとうございます。

PDF だとリンクの再製が難しいということは、大変参考になりました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
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