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いつも、「秀丸エディタ」を利用させていただいております。大変すぐれたテキストエディタを開発・提供いただき、誠にありがとうございます。
最近、「秀丸エディタ」で、インデント計算のバグと思われる現象を発見いたしました。比較的簡単に再現するようですので、報告させていただきます。
つきましては、可能でしたら本件バグの修正をお願いできればありがたく存じます。
1. 問題の概要
(1) 「秀丸エディタ」で、「折返し行のインデント」機能を有効にしております。これはつまり、ある行について、先頭にたとえば 10 文字の空白文字のインデントがあるとき、改行なしで折り返すと、次の行にも、先頭に 10 文字の空白文字のインデントが自動的に挿入されて表示・印刷される、というような機能です。
(2) ところが、フォントを、固定幅フォント (例: 「MS ゴシック」) にしていれば、上記のようなインデント幅は正確に計算されるのですが、プロポーショナルフォント (可変幅フォント。例: 「MS UI Gothic」) にすると、インデント幅の計算がおかしくなります。1 行目の先頭に 10 文字の空白文字のインデントしかないのに、2 行目以降は、おおむね 14 文字程度のインデントが入ってしまうのです。1 行目の先頭に入れるインデントのスペースの分量を増やせば増やすだけ、それに比例して、2 行目のインデントのずれが激しくなりますので、計算に誤りがあるのではないかと思います。
2. スクリーンショット
スクリーンショットをご覧いただいたほうが早いと思いますので、次の URL に JPEG ファイルでアップロードさせていただきました。
左側が正常な例、右側が不具合の例です。
https://lts.dnobori.jp/d/250316_001_19894/clip_8.jpg
3. 期待される動作
「秀丸エディタ」で、「折返し行のインデント」機能を有効にしている場合、フォントをプロポーショナルフォント (可変幅フォント。例: 「MS UI Gothic」) にした場合であっても、先頭にたとえば 10 文字の空白文字のインデントがあるとき、改行なしで折り返すと、次の行にも、先頭に 10 文字の空白文字のインデントが自動的に挿入されて表示・印刷され、行の先頭が垂直方向に揃うように表示・印刷されること。
4. 再現条件
「秀丸エディタ」の Ver 9.37 と 9.44 (最新版) の両方で再現しました。
動作環境は、標準的な Windows 10、64 bit です。
フォント設定画面で、「プロポーショナルフォント扱い」のチェックボックスの ON/OFF 切り替えを試しましたが、現象は変化しませんでした。何度か再起動しましたが、やはり、現象は変化しませんでした。
よろしくお願い申し上げます。
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